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後期研修医募集

循環器内科

Mitra Clip

MitraClip🄬による経皮的僧帽弁接合不全修復術
高度僧帽弁閉鎖不全症を有する心不全患者への新たな治療方法

大動脈弁狭窄症に対する新しい治療法

MitraClip🄬の対象患者さん

  • 75歳以上で心機能が低下している方
  • 過去に開胸手術の既往がある方(冠動脈バイパスグラフト術など)
  • 肺気腫など呼吸器疾患を合併している方
  • 頸動脈狭窄を合併している方
  • ご希望を考慮し、心臓外科やハートチームと相談の上決定します。

新しい治療法「MitraClip🄬」とは

外科手術を受けるのが困難な患者さんも解剖学的適合を満たせば、「MitraClip🄬(マイトラクリップ)」治療が可能です。
全世界でマイトラクリップは100,000人以上に治療がされています。帝京大学医学部附属病院は東京都内で1番の症例数を行っております。

MitraClip🄬 は低侵襲で出血も少なく、手術時間の短い治療方法

太ももの付け根(静脈)からカテーテルを挿入するため、出血も少なく、手術時間も2時間程度と身体に負担の少ない治療方法となっております。外科手術では、胸を開いて手術をしますが、高齢などの理由で外科手術ができない場合、解剖学的適合を満たせば、マイトラクリップが可能となります。

MitraClip🄬 の手技の流れ

僧帽弁閉鎖不全症(MR)とは?

僧帽弁が完全に閉じることが出来ず、血流が逆流することで起こります。75歳以上の患者10人に1人が発生する身近な疾患となっています。しかしながら、多くの方が適切な手術を受けられていないのが現状です。
僧帽弁閉鎖不全症には大きく分けて「器質性(一次性)MR」「機能性(二次性)MR」の2つのタイプがあります。

エドワーズ社提供

MRの症状は?

僧帽弁閉鎖不全症(MR)があっても症状が現れないこともあれば、以下のような心不全症状が現れることがあります。

  • 疲労
  • 倦怠感
  • 食欲減退
  • 完成の頻発空咳
  • 息切れ
  • 失神
  • 足・足首のむくみ

早めの治療介入が必要です。
僧帽弁閉鎖不全症は入退院を繰り返し、徐々に悪くなる疾患です。
早めに治療介入することで改善が見込めます。

帝京大学医学部附属病院ハートチーム

各診療科(内科、外科、麻酔科、リハビリ、看護部)のプロフェッショナルが患者さんそれぞれに適した治療方法を検討しご提案します。 治療後も、チーム一丸となって患者さんをサポートしています。

帝京大学医学部附属病院のMitraClip🄬の治療実績

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MitraClip🄬に関するよくある質問

Q入院期間はどのくらいでしょうか?
A開胸外科手術と比較して早期に離床可能であり、1週間程度の入院期間で治療が完了します。ただし、患者さんの状態によっては薬物調整やリハビリの為に入院が長くなることがあります。
Q入院期間はどのくらいでしょうか?
A患者さんのご希望だけでは経皮的僧帽弁接合不全修復術(マイトラクリップ)は受けることはできません。現在の僧帽弁閉鎖不全症の標準治療は外科的僧帽弁形成術・置換術となっております。しかしながら、患者さんが高齢などの理由で外科手術が難しい場合、ハートチームで患者さんに適した治療法を検討し、マイトラクリップ可能か判断致します。
Qどのような合併症がありますか?
Aクリップの脱落・塞栓:僧帽弁を把持したクリップが外れてしまい、心臓や血管を通って他の臓器に飛んでいくことがあります。
片弁尖把持:把持したクリップの片側が弁尖から外れてしまう状態。MRが増悪することがあります。
医原性心房中隔欠損症:心房中隔穿刺を実施し、右心房から左心房に治療デバイスを進めるため、心房中隔に空いた穴が自然治癒せず残存して、心臓に負担がかかることがあります。
心タンポナーゼ:治療デバイスが心臓を損傷し、心臓の周りに貯留した血液により心臓の拡張が悪くなり、血圧が低下することがあります。
穿刺部の出血:手術終了後、デバイスを抜去した際に鼠径部に血種が生じることがあります。
僧帽弁狭窄症:マイトラクリップにより弁尖を把持しますので、逆に弁が開きにくくなり、狭窄が生じることがあります。
血栓塞栓症:カテーテルやクリップを体内に入れた際に血栓ができたりし、脳の血管に詰まってしまうことあります。

弁膜症・心不全でお悩みの方は

心臓弁膜症の専門外来(毎週土曜日)を設置して、
セカンドオピニオンや患者様に合った治療がスムーズに行える体制を整えております。
こちらにご相談ください。お電話で外来の予約をすることが可能です。

帝京大学医学部附属病院 
地域医療連携室

TEL
03-3964-9830
FAX
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