国際交流
世界で活躍する医師を目指すチャンス
国際交流プログラム
循環器内科では、海外での臨床留学を積極的に行っております。
アメリカ、カナダ、ヨーロッパ等世界各国で常時数名の留学者が活躍しています。
自分の興味のある分野について、世界の第一人者の先生の元で研鑽を積むチャンスです。
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海外留学経験者 | 留学先(都市・国名) | 期間 | 現在の所属先 |
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上妻 謙 | エラスムス大学(ロッテルダム・オランダ) | 1999-2001 | 帝京大学 |
小山 豊 | ロイヤルノースショー病院(シドニー・オーストラリア) | 1999-2003 | 東京蒲田病院 |
横山 直之 | ロチェスター大学(ロチェスター・アメリカ合衆国) | 2000-2002 | 帝京大学 |
山川 健 | トロント大学(トロント・カナダ) | 2002-2004 | 苑田第二病院 |
宮澤 亮義 | スタンフォード大学(スタンフォード・アメリカ合衆国) | 2004-2006 | 岩槻南病院 |
鈴木 伸明 | ケースウェスタンリザーブ大学(クリーブランド・アメリカ合衆国) | 2006-2008 | 帝京大学医学部附属溝口病院 |
興野 寛幸 | ケースウェスタンリザーブ大学(クリーブランド・アメリカ合衆国) | 2008-2010 | 行田総合病院 |
白鳥 宜孝 | バルセロナ大学付属オスピタル・クリニック(バルセロナ・スペイン) | 2010-2012 | 帝京大学医学部附属溝口病院 |
山本 裕貞 | ケースウェスタンリザーブ大学(クリーブランド・アメリカ合衆国) | 2010-2012 | 帝京大学 |
渡邊 雄介 | Institut Cardiovasculaire Paris Sud ;パリ南心臓センター(パリ・フランス) | 2011-2013 | 帝京大学 |
大槻 修司 | バルセロナ大学付属オスピタル・クリニック(バルセロナ・スペイン) | 2013-2015 | 苑田第二病院 |
片岡 明久 | ハーバード大学医学部 マサチューセッツ総合病院(ボストン・アメリカ合衆国) | 2012-2014 | 帝京大学 |
前野 吉夫 | シーダスサイナイメディカルセンター(ロサンゼルス・アメリカ合衆国) | 2014-2016 | 宗岡みらい内科ハートクリニック |
日置 紘文 | Hospital Clinic Barcelona Institut d' Investigacions Biomèdiques August Pi I Sunyer(バルセロナ・スペイン) | 2017-2018 | イムス東京葛飾総合病院 |
中島 真 | New York University Research Scholar(ニューヨーク・アメリカ合衆国) | 2019-2021 | 行田総合病院 |
川嶋 秀幸 | National University of Ireland, Galway(ガルウェイ・アイルランド) | 2020-2021 | 行田総合病院 |
留学体験記
前野 吉夫
- 留学先
- シーダスサイナイメディカルセンター(ロサンゼルス・アメリカ合衆国)
- 期間
- 2014年〜現在
私が留学中のビバリーヒルズにあるCedars-Sinai Heart Instituteは、特に心移植とstructure heart diseaseにおいての年間症例数は世界最高峰です。留学目的であるTAVIに関しては、一日1件ペースで年間約400件近く行われ、今後日本で開始されるMitra clipやLAA closure、Immepllaもさかんに行われております。
所属はTAVI を中心としたCT imageのCoreLaboに所属し、CedarsでのTAVI前のCTによるvalve sizingや手技risk評価、TAVI後CT解析を行っております。また、多くのTAVI trialの参加、解析業務もしております。
High volume centerの観点からは、NEJM、Circulation等へAccademicな面でも様々なDATAも発信しております。
午前中はduty workやCathlabo、午後は自己研究、論文作成、翌日のTAVIのpresentation作成が中心ですが、週1回全米から講師を招いて最新の各循環器領域トピックを受講することができ、教育にも力をいれております。
一番気になる英語に関しては、非英語圏からの留学生も多いため、scientific内容も含めたoral やwrittingのカリキュラムも受けられます。
ロサンゼルスはニューヨークの次ぐ全米第2の都市で、車社会です。
一年を通じて温暖で雨がほぼなく、青空が綺麗で過ごしやすい気候です。
治安もロサンゼルスの中でもビバリーヒルズにあるために非常に安心して暮らせています。
多くの日系企業、北米最大のコリアンタウン、タイや中国のcommunityもありアジアの要素も強いです。
食は日系スーパーも多くあるために食材に不自由することがありません。
土地柄、ハリウッドセレブなどのVIPも多く、オシャレや美味しいレストランも数多くあります。
レジャーに関しては、ディズニーを始めとする多くのテーマパークやミュージアム、近郊のラスベガス、サンフランシスコ、サンディエゴ、ワイナリーにグランドキャニオンやヨセミテなどの国立公園巡りなど、週末を利用して簡単にエスカレーションできます。
また、beachにゴルフ、LAを本拠地とした多くのプロスポーツ、著名なアーチストのコンサートも楽しめます。
月に一度ロサンゼルス在住の日本人医師との交流会もあり、色々と情報交換も行うこともできます。
同僚たちと楽しく過ごしており、誰もが帰国したくないと感じているくらい留学環境は素晴らしいです。
大槻 修司
- 留学先
- バルセロナ大学付属オスピタル・クリニック(バルセロナ・スペイン)
- 期間
- 2013年-2015年
2013年5月より2015年4月までスペインのバルセロナ大学付属Hospital ClinicにResearch Fellowとして留学しました。
OCT(光干渉断層法)など画像診断で、まだ日本に導入されていないBVS (bioresorbable vascular scaffold)、新しいPolymer-free drug-eluting stentやDrug coated balloonなどの安全性や性能を評価する研究を行ってきました。
Research Fellowとしての留学なので基本的には臨床研究が主だった仕事でしたが、日本ではまだ導入されていないMitraClip™ (Transcatheter Mitral Valve Repair)、AMPLATZER™ Septal Occludersを用いて大動脈弁置換術後のParavalvular leakを閉鎖する手技など日本ではなかなかお目にかかれない手技を見学することもできました。
バルセロナは有名なガウディ建築は言うまでもなく、FCバルセロナのサッカーなど見所満載の街で、加えて地中海料理、タパスなどのおいしい料理も堪能でき2年間の留学中、全く飽きることがない街でした。
また、他のヨーロッパの都市へも2時間程度で行くことができるので、週末には旅行に行くこともでき、スペインだけに留まらず他のヨーロッパの文化にも触れることができました。
バルセロナの素晴らしい先生方の指導して頂ける機会を頂けたのはもちろん貴重な体験でしたし、世界中から集まってきていた留学生たちと友人になり、いろいろな意見、価値観を共有することができたのはかけがえのない体験でした。