グループ長挨拶
内科学講座教授
循環器グループ/研究室
上妻 謙
グループ紹介動画
地域の高次医療機関の中心として
帝京大学医学部附属病院循環器内科は、「最新かつ最善の医療を安全に」をモットーに地域における高次医療機関の中心として診療を行っています。
心筋梗塞、狭心症、心不全、弁膜症、不整脈、大動脈解離、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症など心臓血管系の病気を幅広くカバーしており、急性疾患が多いため、救命救急センター、ERと連携しながら、4階の循環器センター、17階東循環器病棟を中心に、活動をしております。血管造影室、ハイブリッド手術室が4階の同じフロアにあり、生理機能検査3階、放射線画像検査2階など循環器内科にとって機能的な動線、配置となっています。
病棟では多職種によるカンファレンスを毎朝行いながら、循環器内科全体で患者さんの病状の把握および治療方針の決定を行うようにしています。
心臓血管外科とも毎日の情報交換および週1回の合同カンファレンスを行い、手術を必要とする患者さんや手術後の患者さんについての検討を行っております。多職種の連携、チーム医療に力を入れることで、安全安心な高度の医療、患者中心の医療を実践できるものと考えております。
最新の診断・治療法にも積極的に取り組み、常に治療成績の向上を計れるように努めており、また優れた医薬品や医療機器が日本でいち早く承認されるように努めております。診療の指針となるガイドラインは臨床研究の結果をもとに作られていきます。そういった標準となる治療法を模索することも我々大学病院の役割です。そのためには倫理指針にしたがって、正しいプロセスで、多施設で臨床試験を行っていくことが重要です。帝京大学医学部附属病院は臨床試験を正しく行っていくための制度、設備が整備されております。
診療、患者さん中心の医療の他に、大学病院の使命として、医学生、若手医師の教育にも力を入れております。循環器の中でもさらに得意分野を伸ばし、各分野の専門医の指導のもと、専門医として育成していくとともに、内科医として患者さんの全体を診ることのできるバランスのとれた医師を養成していくことを心がけています。
外来は月曜日から土曜日まで20名程のスタッフと2名の非常勤医師が担当しており、地域の医療機関との連携にも力を入れており、通常の外来診療はかかりつけ医にお願いし、定期検査や緊急時に当院を受診してもらう2人主治医制をとっております。連携医療機関との情報交換も頻繁に行っており、地域における貢献を心がけております。
私たち循環器内科は、恵まれた設備のもと良好なチームワークでより良い医療、研究、教育に努めていく所存ですので、よろしくお願い致します。
肩書き
- 帝京大学医学部附属病院循環器センター長
- 帝京大学医学部内科学講座主任教授、循環器グループ長
経歴
- 出身大学
- 東北大学
- 専門分野
- 循環器一般
虚血性心疾患
冠動脈インターベンション
薬剤溶出性ステント - 所属学会・
資格 - 日本内科学会評議員、専門医制度審議会専門委員、総合内科専門医
日本循環器学会理事、専門医制度委員長、循環器専門医
日本心血管インターベンション治療学会理事長、名誉専門医
日本心臓病学会評議員、日本冠疾患学会評議員、日本画像動態学会理事、日本成人病学会代議員